バックアップを行うと「エラーコード:1608」のエラーが発生します
バックアップを行った際にエラーが発生し、メイン画面のログに「エラーコード:1608」と表示されている場合は、以下に該当している可能性があります。
[発生原因]
「エラーコード:1608」のエラーは、バックアップファイルの保存先として指定したディスクに書き込みができない場合に発生します。例えば、以下のようなケースが考えられます。
・USB接続のディスクをバックアップ先として指定したが、バックアップ途中で接続が切れて見えなくなってしまった
・ネットワークドライブをバックアップ先として指定したが、通信状況により接続が切れてしまった
・スケジュールを設定してネットワークドライブにバックアップを行う時に、ログオン(サインイン)していなかった
・バックアップ先のディスクの容量が不足しているため、全てのバックアップファイルが保存できなかった
・バックアップ先のディスクにエラーがあるため、バックアップファイルの書き込みに失敗した
・書き込み権限がないディスクをバックアップ先として指定した
[対処方法]
●バスパワーで動作するSATA-USB変換コネクタにハードディスクやSSDを接続している場合は、ACアダプターなどを使用して電源を供給するタイプのケースや変換コネクターに変更してみてください。バックアップファイルはサイズが大きいため、バスパワーでは連続書き込みによる電力不足が生じる可能性があります。また、USB3.0ではなくUSB2.0のポートに接続することで、速度は遅くなりますが回避できることがあります。
●ネットワークドライブにバックアップを行う場合は、通信負荷が低い時間帯を利用してバックアップを行ってみてください。
●ネットワークドライブにスケジュールを設定してバックアップを行うには、スケジュールを設定したユーザーがWindowsにログオン(サインイン)している必要があります。ログオン(サインイン)していない状態ではスケジュールバックアップはできません。必ずスケジュールで設定した時間に、ログオン(サインイン)した状態にしておいてください。
●バックアップ先の容量を確認し、十分な空き容量があるディスクをバックアップ先として指定してください。バックアップファイルは圧縮できますが、最大でバックアップ元の使用容量(ディスクのプロパティで表示されている使用領域)分が、バックアップ先のディスクに必要とお考え下さい。
●Windowsのツールにある「エラーチェック」を行ってみてください。エラーがあるディスクにバックアップを行うとバックアップの書き込みに失敗することがあります。
●バックアップ先がハードディスクの場合は、バックアップ先ハードディスクの「最適化」を行ってみてください。「最適化」を行うことでファイルの配置が変更され、バックアップが行えるようになった事例があります。
●別のディスクをお持ちの場合は、バックアップ先のディスクを変更してみてください。
●会社で使用しているような場合は、システム管理者により書き込み権限が設定されていることがありますので、セキュリティの要件を確認してください。
●その他、セキュリティソフトウェアとの相性によりバックアップができないことがあります。可能であれば、バックアップ時に一時停止してみてください。