「SSDの抹消」機能で対応している機器はありますか?
SATA(シリアルATA)のSSDを「SSDの抹消」機能で抹消を実行するには、SATA-USB変換するケースに装着してUSB接続する必要があります。SATAインターフェースに接続した状態では使用できません。
NVMeのSSDは、USB接続でセキュア抹消(Format NVM/ Sanitize/ 暗号化抹消)を行う事はできません。
「SSDの抹消」機能使用時に、抹消方式トリム(Trim)でエラーが表示されるUSB接続のHDDケースが存在します。
下記一覧表は、弊社検証済みのSATAハードディスクUSB外付けケース・変換機器になりますのでご参考頂ければと思います。
「SSDの抹消」で「Trim」を実行すると、下記のエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージ:「SSDのコマンド送信でエラーが発生したため処理を中止します(2)」
下記一覧の「Trim」で「×」になっている機器は、「Trim」を実行する事ができません。
変換チップ : JMicronが搭載されているケースの場合に、エラーが表示されるようです。
接続例
※お客様よりご報告
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<参考>
●セキュアイレース(Secure Erase)
SATA SSD にはデータを消去するためのセキュアな抹消方式が用意されており、この機能は一般的に「セキュアイレース」といいます。ソフトウェアからセキュアイレースを実行する命令を送ることで、完全な抹消を行うことができます。
●トリム(Trim)
データを削除した領域を未使用領域としてSSD のコントローラーに通知する機能です。
「SSD の抹消」機能では、データの有る無しに関わらず、対象となるドライブまたはパーティ ションの全領域にトリム(Trim)を行い、未使用の領域として通知します。通常、トリム(Trim)を行うと未使用の領域扱いになり、元のデータにはアクセスできなくなりますが、SSDによっては未使用領域としてマークするだけで元のデータにアクセスできてしまうものがあるので注意が必要です。
データを完全に抹消することが目的であれば、セキュアイレースを使用してください。
※セキュアイレースと異なり、トリム(Trim)はSATA接続の状態でも使用することができます。ただし、Windowsが起動しているSSDに対してトリムを行うことはできません。「Windows PE 起動用ディスク」を作成し、Windows PE 上で「SSD の抹消」を起動して操作を行ってください。