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「Windows PE 起動用ディスク」で起動した際にハードディスク・SSDが認識できない場合の対処方法

革命シリーズの各製品で作成した「Windows PE 起動用ディスク」でコンピューターを起動して操作を行う場合、お使いの環境によってはハードディスクやSSDが認識されていないことがあります。ハードディスクやSSDを認識させるには、ドライバーのインストールが必要となります。

インテル(Intel)のチップセットを搭載したコンピューターで、RAID機能(Intel RST)を使用している場合などにドライバーをインストールします。

※ドライバーは、インテル(Intel)のWebサイトよりダウンロード頂くか、Googleの検索から、「IRST 第11世代」、「IRST 第12世代」などのキーワードで検索してください。

インテルダウンロードセンター

https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download-center/home.html

また、AMDのAシリーズのCPUでディスクがeMMCを搭載している機種(DELL Inspiron 11 3000 CPUはA9-9420e など)に関しては、eMMCのハブ用ドライバーをインストールします。

DELL

https://www.dell.com/support/home/ja-jp/drivers/driversdetails?driverid=2g2vn

Lenovo

https://support.lenovo.com/rs/ja/downloads/DS541833

<ドライバのインストール例>

以下は、RAID搭載のコンピューターで、インテル(Intel)のWebサイトからWindows 10 64bit、Windows 11のドライバーをダウンロードして追加する例となります。他のドライバーも同じようにInfファイルを指定することでインストールを行うことができます。ただし、Infファイルの形式で提供されていない場合は使用できませんのでご注意ください。

ドライバーは下記より、ダウンロード可能です。

第10世代CPU用 → SetupRST.exe

第11世代 ~ 第13世代CPU用 → SetupRST.exe

※必ずコンピューターの仕様を確認し、搭載されているインテルCPU用のファイルをダウンロードしてください。異なるファイルを指定した場合は、ディスクを認識させることはできません。

● 第11~第13世代CPU用のドライバーインストール例

1第11~第13世代CPU用ドライバー(SetupRST.exe)をダウンロードし、「Windows PowerShell」を使用して「.inf」ファイルに展開してインストールする手順を記載いたします。

 

 こちらの第11~第13世代CPU用 → SetupRST.exeをクリックするとダウンロード可能なドライバーが表示されます。

 (画像は2024年4月5日現在)

インテルのCPU(プロセッサー)世代確認方法はこちらをご覧ください。

Intel.png

2.「SetupRST.exe」をダウンロードします。なお、インテルのCPUの世代が異なる場合でも同じファイル名になりますのでダウンロードを行うページを間違えないようご注意ください。

異なる「SetupRST.exe」ファイルをダウンロードし、展開したinfファイルでディスクを認識させることはできません。

   第11~第13世代CPU用 → ファイル名:SetupRST.exe

​      ※2024年4月5日現在の構成です。今後ダウンロードするファイル名が変更となる場合があります。

3.ダウンロードした「SetupRST.exe」は自動でダウンロードフォルダに保存されます。


予め、ファイルが保存されているパスをメモ帳などにコピーしておきます。

下記の例では、ユーザー名が「ark-n」になっていますが、こちらの表示はお客様によって異なります。

【例】
C:\Users\ark-n\Downloads

1.png

4.「SetupRST.exe」からファイルを展開する必要があるため、「Windows PowerShell」を右クリックし「管理者として実行する」で起動します。

※左下にあるWindowsマークを選択し、「Windows PowerShell」をクリックします。

2.png

5.「Windows PowerShell」が起動したら、下記のコマンドを入力してエンターを実行します。

〇〇の箇所はユーザー名になります。予め3で確認しておいたパスを入力します。


cd C:\Users\〇〇\Downloads

4.png

6.下記のコマンドを入力してエンターを実行します。


./SetupRST.exe -extractdrivers SetupRST_extracted

5.png

ユーザーアカウント制御で「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されますので「はい」をクリックします。

一瞬、下記の画像が表示されますがすぐに消えます。

6.png

7.ダウンロードフォルダを確認すると、下記の様に「SetupRST_extracted」フォルダが展開されています。

7.png

8.展開した「SetupRST_extracted」フォルダをUSBメモリーに保存します。

       ※展開先のフォルダー名にはスペースを入れないでください。フォルダー名にスペースが入っていると「Windows PE 起動用ディ

        ス ク」から起動してドライバーをインストールする際にエラーとなりインストールできません。

       ※「Windows PE 起動用ディスク」をUSBメモリーに作成している場合は、そこに保存することも可能です。

  ※USBメモリーにコピー頂く際は、「SetupRST_extracted」フォルダ毎コピーしてください。

9.「Windows PE 起動用ディスク」でコンピューターを起動後、上記で作成したUSBメモリーを接続し、ランチャーのメニューで「便利ツール」→「デバイスドライバのインストール」の順でクリックします(画面はHD革命/BackUp Next)。

デバイスドライバのインストール.png

10.ファイルの選択画面が表示されますので、下記の手順でフォルダー内にある.INFファイルを選択して「開く」ボタンをクリックします。

       第11~第13世代CPU用 → 「iaStorVD.inf」

​       ※2024年4月5日現在の構成です。今後指定するファイル名が変更となる場合があります。

​       ※AMDのAシリーズのeMMCのハブ用ドライバーの場合は、ここで「bhtpcrdr」を指定します。

IRSTドライバ.png

以上の操作でハードディスク・SSDが認識できるようになりますので、バックアップや復元を行ってください。

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